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「離婚慰謝料の平均額!慰謝料を増額させるポイントとは?」
- 2022.06.16 -
パートナーとの離婚を考えている場合は、慰謝料請求も同時に行うべきです。自分が受けた精神的なダメージはお金で解決できるものではありませんが、金銭的な余裕があれば、新しい人生を歩みやすくなるでしょう。 しかし、慰謝料には明確な基準が存在しません。そのため、自分が受け取ることができる慰謝料の正当な金額が分かりにくく、平均的な慰謝料よりも低い額で慰謝料が決定してしまう事例も多いのです。 今回の記事では、浮気・DVなどの離婚で得られる慰謝料の平均的な相場をまとめました。これから慰謝料請求を考えているのなら、ぜひ参考にしてください。
慰謝料請求が可能なケースと平均請求額
離婚をする時に、必ず慰謝料が請求可能とは限りません。慰謝料請求が認められる可能性が高いケースは下記の通りです。パートナーの浮気:慰謝料相場100万円〜500万円
パートナーが配偶者以外の異性と肉体関係を持つことを不貞行為と言います。パートナーの不貞行為によって離婚に追い込まれた時には、パートナーと浮気相手の両方に慰謝料が請求可能です。 ただし、相手に浮気を認めさせる・裁判や調停で争うどちらの場合でも、決定的な浮気の証拠が必要になるでしょう。性行為の拒否:慰謝料相場0〜100万円
パートナーから性行為を拒止され続け、セックスレスの状態に精神的苦痛を感じて離婚に至った場合にも慰謝料が請求可能なことがあります。 また、セックスレスが原因で浮気につながる事例も多いです。モラハラやDV:慰謝料相場50万円〜500万円
パートナーからの暴力・暴言を原因とした離婚では慰謝料請求ができます。 実際に後遺症の残る怪我をしてしまった・うつ病など心の病気にかかってしまった場合には、その怪我や症状の程度に応じて慰謝料額が増額されるでしょう。 パートナーからのモラハラやDVを受けているのなら、医師の診断書を必ず残すようにしてください。悪意の遺棄:慰謝料相場50万円〜300万円
悪意の遺棄とは、夫婦が協力して婚姻関係を継続していない状態です。夫婦のどちらかが同居の義務・扶助の義務・協力義務を怠れば、共同生活が送ること自体が困難になってしまうのです。 具体的には、健康なのに働かず生活費を稼がない・ギャンブルにお金を使って生活費を不足させるなどがその例だと言えるでしょう。慰謝料の相場に幅がある理由
ケース別の慰謝料相場を紹介しましたが、慰謝料の平均額には大きな差があります。なぜなら、慰謝料はケースバイケースで大きくその請求額が変わってしまうのです。 特に不倫や浮気が原因の離婚で得られる慰謝料は、慰謝料の変動が激しいことから、「思っていたよりも手に入った慰謝料が少なかった」という事例も珍しくありません。 自分が手に入る慰謝料相場を知りたいという方は、弁護士に相談してみると良いでしょう。慰謝料を決定する要素
慰謝料は精神的被害に対して支払われるものなので、パートナーが行った行為によって自分が受けた心のダメージに対する相当額が慰謝料として計算されると考えれば良いでしょう。 ただし、精神的なダメージの度合いを測ることはできないため、下記のような客観的な事実が慰謝料額を決める要素になります。- 婚姻期間
- 子供の有無
- パートナーの年収
- パートナーに謝罪や反省の念があるか
- 婚姻生活の状況 ・別居の有無
不貞行為を理由とした離婚の慰謝料を決定する要素
浮気や不倫が原因で離婚に至った場合の慰謝料は、さらに多くの要素が慰謝料額に影響してきます。- 浮気が継続している期間
- 別居の有無
- 浮気の頻度
- 肉体関係を持った回数
- 浮気相手が妊娠・出産しているか
- 浮気前の婚姻生活の状況
具体的には、浮気の期間が長く肉体関係の回数が多い・浮気相手がパートナーの子供を出産していた・浮気を原因として結婚生活が破綻したなど、浮気の状況が悪質であるほど請求可能な慰謝料が増えるでしょう。 つまり、浮気による離婚をする時に、ただ「浮気をされた」という情報だけしか持っていない場合には、正当な慰謝料が手に入らない恐れがあるのです。